掘削機前部が沈む「ノーズダウン現象」が原因か
2012.2.14 21:15
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120214/dst12021421170020-n1.htm
鹿島によると、今回の工事では、掘削と厚さ16センチのセグメントを組み立てる作業を1・4メートルごとに交互に実施。事故当時は、掘削機での作業を中断し、セグメントの組み立て中だったとみられる。
掘削機は、26基の油圧ジャッキでセグメントを押して前進させる仕組み。セグメント組み立て時には、ジャッキを縮めて作った空間に、ブロックをはめ込んでいた。
今回の工事では、壁面と掘削機の間は6・5センチの隙間ができるとの想定で、防水処理されていた。
事故発生直前に、現場責任者は「漏電」「ブレーカー」と伝えており、電気系統のトラブルが起き、機械の調整ができなくなったと推測されている。
ジャッキが縮んだ状態で停電し、掘削機(約140トン)の下に軟弱地盤がある場合、圧力バランスが崩れて掘削機前部が沈み込み、トンネル壁面との隙間が広がった可能性がある。
中央大研究開発機構の石原研而教授(地盤工学)は「掘削機前面からの出水は考えにくい」とし、「隙間からの海水流入とノーズダウン現象のどちらかが先に起き大規模な崩落になったのでは」と話している。
◇
鹿島は14日、トンネル内も大量のがれきや土砂が高さ約3メートルにわたり堆積(たいせき)していたことを明らかにした。立て坑内の撤去作業は1週間以上かかる見込み。
また、海底のくぼみは同社の調査の結果、幅約15メートルと約19メートルの楕(だ)円(えん)形と判明。陥没した土の量は推定約700立方メートルあるという。
(いすけ屋)
やはり、「ノーズダウン現象」ならば進路途中に急に超軟弱地盤が出現したため、掘削機前部が沈み込んで、上部に隙間が出来たということだろう。10年前の工事でも急に水が噴き出したのであれば、これの軽い現象だったのかも知れない。
現場を数こなしておられる技術者は、ボーリングを軽視する傾向があるが、予め深い溝があり、ヘドロで埋まっていると分かっていれば、地盤改良するなり、何らかの対処が出来たはずだ。立坑部がN値50以上のりっぱな砂礫層でも、道中が全く違う事もあり得るので、中間点で何本か調査をしておくべきだった。
一瞬テレビに映った縦断土層図では、上部がシルト、下部が砂礫層で非常に緩やかな土層勾配で描かれていた。「調査なしによくぞここまで作れるな」と思ったが、あの地層図のとおりなら、今回の事故は起こり得ない。現場所長が「考えられない。想定外だ」ともらした理由がわかったような気がする。
この辺の地質に詳しい教授の話では、海の底は地形が複雑だと仰っていた。昔の河川の後が深くなっていて、それがヘドロで隠されている可能性が高い。これは予算の都合で土質調査は省略されたと思われるが、やはりイニシアティブは鹿島建設がとっていただろうから、鹿島の責任は逃れられない。2名死亡3名行方不明の事故は重い。経済優先した結果である。


by いすけ屋
次の選挙で落とせ!民主党売国…